CARTIER- カルティエ -
1847年、フランス・パリで創業したカルティエ。
創業当初からフランスをはじめ周辺諸国の王族・貴族を顧客として
ジュエリーを手掛けていたことから、「王の宝石商」の異名を持ち、
現代においても世界五大ジュエラーのひとつに数えられています。
創業者のルイ・カルティエは、ジュエリーや腕時計など、
その卓越したセンスで数多の名品を世に生み出してきました。
FEATURE- カルティエの腕時計の特徴 -
ヴェルメイユ技法
カルティエのマストシリーズで使われる「ヴェルメイユ」とは、銀の含有率が92,5%のSV925を地金とし、その上に20ミクロンの金を貼り付ける加工方法のこと。裏蓋にはそれを示す「VERMEIL(ヴェルメイユ)」、「925(SV925)」、「PLAQUE OR G 20M(20ミクロンの金貼り)」の刻印が見られます。
カボション
カルティエの腕時計には、りゅうずに埋め込まれたカボションに「ブルースピネル」が使用されています。一般的にはブルースピネルですが、バロンブルーなどの一部高級モデルはブルーサファイヤが使用されていることも。「王の宝石商」の異名を持つカルティエらしいこだわりが光る特徴のひとつです。
隠し文字
カルティエでは、ローマンインデックスを採用しているモデルに隠し文字が存在します。モデルによって異なりますが、ローマ数字の7や10の一部に非常に小さく「CARTIER」と書かれています。
ダイヤルバリエーション
カルティエの腕時計では、「タンク」や「ヴァンドーム」、「コリゼ」など多彩なシリーズがありますが、ダイヤルバリエーションが豊富なのも魅力のひとつ。クラシカルなローマンインデックスもあれば、アラビアンインデックス、ロゴのみのダイヤルなど、様々なデザインが存在します。
サイズバリエーション
カルティエの腕時計は、ケースサイズが小さいものから主にSM、MM、LMに分類されています。ケースサイズによって印象が異なるので、自分が気に入るサイズをお試しください。
SERIES- カルティエの腕時計のおもなシリーズ -
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- TANK- タンク -
- 創業者のルイ・カルティエが第一次世界大戦中、戦車から着想を得て1917年に誕生した、 レクタンギュラーケースの「タンク」。無駄のないラインで構成された平行に伸びる2本の縦枠のフォルムが特徴で、今も愛されるメゾンを代表するモデルです。
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- SANTOS- サントス -
- ルイ・カルティエの友人の飛行士アルベルト・サントス・デュモンから 「飛行中に見やすい時計を」という要望により、1904年に誕生したサントス。ベゼルとブレスにビスが打たれたデザインが特徴で、 クラシカルな印象を与えるモデルです。
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- PANTHÈRE- パンテール -
- メゾンを象徴するアイコン・豹をイメージし、1983年に誕生した「パンテール」。柔らかな曲線が美しく、細やかなブレスレットは、しなやかで優雅な豹をイメージさせるフォルム。極上のジュエリーウォッチを追求して完成したモデルです。
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- PASHA- パシャ -
- 1930年代、モロッコ(マラケシュ)太守から「屋敷のプールで泳ぐ時に使える時計を」という要望を受けたことで生まれた、防水機能を備えた「パシャ」。ケースとチェーンを繋ぐリューズプロテクターが特徴のスポーティーなモデルです。
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- MUST COLISEE- マスト・コリゼ -
- ローマの円形競技場から名付けられたとされる「コリゼ」。 ケースとベルトを繋ぐダブルラインと、立体的で丸みを帯びた曲線が美しいフォルムのケースが特徴。ジュエリーのようなエレガントさと気品を感じさせるモデルです。
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- MUST VENDOME- マスト・ヴァンドーム -
- ルイ・カルティエが馬車のシャフトのアタッチメントから着想を得たとされる「ヴァンドーム」。シャフト・アタッチメントから得たアイデアをケースとベルトの接続部分に活かし、ヴァンドーム広場でアイデアを思い付いたことからその名が名付けられました。