ATTENTION- ヴィンテージウォッチの取り扱い注意事項 -
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水は大敵
雨をはじめとした水、特に塩分を含んだ汗などはヴィンテージウォッチには大敵。雨の日は極力着用しないのが無難です。ROLEXのオイスターケースを採用したモデルなど、ヴィンテージウォッチでも防水性の高い時計はありますが、製造から数十年が経過しているのでその防水性は保証できません。
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バッグのマグネットにも要注意
磁気帯びにご注意
腕時計の不具合で多くを占めるのが実は磁気帯び。時計が磁気を帯びることで、進みや遅れ、時間をあわせてもすぐずれるなどの原因に。スマートフォンやパソコンなど磁気を発する家電の付近には置かないように注意が必要です。また女性の場合は、バッグの留め具(マグネットボタン)部分にもご注意を。
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衝撃にデリケート
ヴィンテージウォッチに限らず、精密機械なので時計は衝撃にはデリケート。落としたりぶつけたりは勿論NGですが、意外と知られていないのがスポーツ。手首に衝撃のかかる野球やゴルフ、テニスなどのスポーツをする際は外すことをおすすめします。またバイクを乗る際などにもご注意を。
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日付合わせは慎重に
腕時計のカレンダー(日付)を合わせるときは、避けた方がいい時間帯があります。0時を迎える前後4時間、夜20時〜朝4時の時間帯に日付を変えると、内部の日付を変更する歯車に悪影響を及ぼし、最悪の場合壊れてしまうことも。この時間帯以外で日付を調整するようにしましょう。
PART NAMES AND FUNCTION- 腕時計の各部名称と機能 -
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01.ハンド(針)
時針・分針のこと。秒針は「セコンド」とも呼ばれます。シンプルな棒状の「バーハンド」、鉛筆状の「ペンシルハンド」など、様々なデザインが存在します。
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02.ケース
ダイヤルやムーブメントを内蔵している部分。正円形は「ラウンドケース」、長方形は「レクタンギュラーケース」など、ケースの形状によって呼び方が異なります。
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03.ダイヤル
時刻を表示する文字盤のこと。素材に白蝶貝を使用したり、高級時計に多い細やかな彫りを施した「ギョーシェ彫り」などが見られます。
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04.インデックス
時間を表す数字や目盛のこと。アラビア数字を用いた「アラビアンインデックス」や、ローマ数字を用いた「ローマンインデックス」など様々な種類が存在します。
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05.ベゼル
風防を囲むリング状のパーツのこと。潜水時間を計測するダイバーズウォッチには、回転するベゼルも存在します。
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06.カレンダー(日付)
日付を表示する小窓のこと。「デイト」とも呼ばれます。曜日・日付どちらも表示するタイプは「デイデイト(曜日/日付)」と呼ばれます。
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07.りゅうず
回して時刻を調整する突起状のパーツのこと。機械式腕時計においてはゼンマイを巻き上げる目的も兼ねています。回すタイプが一般的ですが、稀に押すタイプのプッシュりゅうずも存在します。
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08.風防(ガラス)
ダイヤルを覆うガラスのこと。一般的なミネラルガラスや、キズが付きづらいサファイアガラスの他に、ミリタリーウォッチや1960年代以前の古いヴィンテージウォッチにはプラスチック製の風防も見られます。
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09.ブレスレット(ベルト)
腕に巻き付けるパーツのこと。金属製のものは「ブレスレット」、レザー製のものは「ベルト」「バンド」と呼ばれます。
特に汚れやすい部分
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ブレスの
コマの隙間 -
ベゼルの溝
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バックルの
内側 -
裏蓋の溝
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レザー
ベルト
MAINTENANCE- 自分でできるお手入れ -
腕時計は日頃のケアが大切。
汗やホコリなどの汚れが溜まると、大切な腕時計にサビがつくことも。
また、汚れやサビがつくことで、腕元の肌荒れの原因になる可能性もあります。
永く、快適に着用するためにもぜひ実践してみてください。
自分でもお手入れできる!身近なケアグッズ
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歯ブラシ
ブレスレットのコマの間の汚れやごみをかきだすのに使用。やわらかめがオススメ。
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ようじ・綿棒
ブレスレットのコマの間や、ベゼルや裏蓋の溝、バックルの内側など、細かな場所に使用。
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クロス
風防やケースを磨くのに使用。貴金属のお手入れにぴったりな「セーム革」は柔らかくオススメ。
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超音波洗浄器
ブレスレットの汚れに。日頃からより本格的にケアしたい方にオススメ。数千円で購入可能。
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歯ブラシで汚れを落とす
やわらかめの歯ブラシを使用し、汚れをかき出します。特にブレスレットやバックルには汚れが溜まりやすいので入念に。あまりゴシゴシ磨くとキズになるので、力を入れすぎないように要注意。
使うもの
歯ブラシ
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つまようじ・綿棒で汚れを落とす
歯ブラシでは届かない、細かな部分の汚れはつまようじや綿棒を使いましょう。特にベゼルや裏蓋の溝、バックルの内側などはつまようじを使用した方が細かな部分の汚れがかき出せます。
使うもの
ようじ・綿棒
特に汚れやすい部分
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ブレスの
コマの隙間 -
ベゼルの溝
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バックルの
内側 -
裏蓋の溝
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クロスでよく拭く
汚れをブラッシングしたら、クロスでよく拭きます。バックルやブレスレットなど細かな部分も要チェック。汗や水分はサビの原因にもなるので、拭いた後はよく乾燥させるようにしましょう。
使うもの
クロス
レザーベルト
の場合レザーベルトは革製のため、水や洗剤を用いた丸洗いはおすすめしません。着用した後はベルト裏面をよく拭くなど日頃のケアがポイント。汗染みの原因となるので夏場の着用は避けた方がいいでしょう。
ADVANTAGE- チックタックでヴィンテージを購入するメリット -
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点検をクリアした時計だけを販売、
保証期間は最長6ヶ月チックタックで販売しているヴィンテージウォッチは、バイヤーが直接買い付けを行い、精度測定をはじめとした内部点検を済ませた商品を販売しています。油切れ、電池の液漏れ後など、点検の段階で異常や不備が見つかった商品は、もちろん商品として店頭には並びません。
またチックタックでヴィンテージウォッチをご購入の場合、最長で6 ヶ月の動作保証※がつきますのでご安心ください。(※中古品につき、外装保証、防水保証はのぞく) -
修理内容によって
修理技師をセレクトチックタックでご購入いただいたヴィンテージウォッチの修理は、その内容によって、提携している複数の修理技師を使い分けています。「希少なヴィンテージでも対応可能な技師」や「パーツを豊富に保有している技師」など、その時々の修理内容に合わせて依頼先をセレクト。腕時計専門店だからこそ、専門性の高いヴィンテージウォッチの修理技師とのつながりを持っています。
修理のご相談はご購入店舗へ!
永く愛用するために…
精密機械ということもあり、時計は結構デリケート。
「意外と手間がかかるなぁ」と思うことも。
しかしだからこそ丁寧に、大切に使っていくことで、愛着が湧くとっておきの一本になるはず。
日々のお手入れや定期的なオーバーホールをすることで永く愛用できるので、
お母様からお嬢様に腕時計を譲ったという素敵なエピソードもあります。
ヴィンテージウォッチは一期一会の一点もの。
ぜひ、とっておきの一本を見つけてみてください。