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MASAOMI KOTANI
東京都三鷹市で美容サロンを営む、小谷将臣さん。彼曰く、美容師にとって腕時計は欠かせない道具のひとつだという。美しく仕上げる技術力があるだけでは、美容師として一流とは言えないようだ。ちょっと意外な彼の考え、また数ある腕時計からGショックを選んだ訳を聞いた。
HIS LIFESTYLE
小谷さんが切り盛りする、東京・三鷹のビューティサロン、メーレ。ここではヘアはもちろん、ネイルやアイラッシュ、ヘッドスパなど、多くの人の美をトータルでサポート。それぞれ専門の知識と技術をもったスタッフが、お客さんの“なりたい・変わりたい”を実現してくれる。もちろん仕事の原動力となっているのは、帰り際のお客さんの笑顔だという。
「人はちょっとしたことでも変化を感じると、幸福感を得られると思っています。髪を切ったりネイルデザインを変えたりと、昨日と違う自分になれたことで、前向きな気持ちになった経験ってありませんか?そのお手伝いができることに、やりがいや喜びを感じるんです」
仕事終わりには、ジムに出向いてキックボクシングや筋トレに励んでいるんだとか。 「健康に気遣って始めたことなんですが、次第に夢中になっちゃって(笑)。いい動きができるようになったり、身体つきが変わってきたりと、昨日とは違う自分に気づけたときに、嬉しく感じるんです。モチベーションも自然と高まって、日々の暮らしも前向きに過ごせる。これと同じ経験をできるのが、美容だと思うんです」
プライベートでは一児の父として奮闘中。娘が日々成長する姿に、感動もひとしおのようだ。 「妻も当店で働く美容師で、美容に対して私と同じ考えを持ってくれています。そんな私たちの姿を見ているからか、娘は最近、小学生ながらネイルやメイクに興味を持ち始めました。いつかは同じ思いで美容に携わってくれると、父親としては嬉しいですね」
HIS G-SHOCK STORY
美容師をはじめとした美容にまつわる仕事は、正確かつ丁寧な技術をもって美しく仕上げることが第一。しかしその一方で、彼らは常に時間との戦っているのだという。
「お客さんは、施術を受けるために貴重な時間を割いて来店されます。あまりに時間がかかっては、その人はもちろん、次のお客さんを待たせてしまうことにもなります。丁寧に仕上げるのは絶対だけど、スピーディに仕上げるのも腕の見せどころ。それにカラーやパーマは時間によって仕上がり方が変わってきますからね。時間は常に気にしなければいけない職業なんです」
かといって、店内にある時計ばかりを見ていては接客に影響が出てしまう。視線は常に手元にあるため、瞬時に時間を把握できる腕時計は、美容にまつわる職業に欠かせないツールだ。 「時間さえわかればどんな腕時計でもいいかといえば、そうでもない。美容師は他の仕事に比べて水を使うシーンが多いから、防水性はマストです。また常に手を動かす仕事だけに、ついぶつけてしまうこともある。こうした点を考慮すると、選ぶのは自然とGショックに行きつきますね」
学生のころ友人たちの間で流行っていたこともあり、抜群の機能性については熟知していたという小谷さんは、八角系デザインでお馴染みの2100シリーズを愛用する。 「デザインの豊富さもGショックの魅力のひとつ。私自身が色柄が目立つ服が好みなので、どんな格好にも合わせやすいシンプルな見た目を選びました。色は、爽やかで清潔感もある白。スタイリングしやすい点が気に入っているんです」
1985年、埼玉県生まれ。2017年に現在の妻とともに独立し、東京都三鷹にトータルビューティサロン、メーレを開業。女性を中心に多くの人の美をサポートする。
Instagram:@mele_mitaka
Photo:正重智生(BOIL)
Edit&Text:八木悠太